おしゃれな食卓に欠かせないカトラリーとして絶大な人気を誇るクチポール。
しかし、その人気ゆえに偽物や酷似した類似品が多く出回っており、購入に不安を感じる方も少なくありません。
この記事では、後悔しないためのクチポール偽物の見分け方を徹底解説します。
そもそもクチポールとはどんなブランドなのか、本物と偽物を見分ける決定的なポイントである刻印のチェック方法、そして刻印のない偽物の特徴まで詳しく解説。
安心して正規品を購入できるオンラインストアや正規店の情報、気になるアウトレット品の有無といった具体的な疑問にもお答えします。
記事のポイント
- 刻印や質感でわかるクチポール偽物の見分け方
- 偽物を買って後悔しないための安全な購入先
- 公式オンラインストアや全国の正規取扱店リスト
- 並行輸入品やアウトレット品の注意点
クチポール偽物見分け方の基本【購入前に確認】

- そもそもクチポールとは?
- 職人の誇りである刻印
- 刻印で偽物を見分けるポイント
- 偽物を買って後悔しないために
- 確実な正規品を手に入れるには
そもそもクチポールとは?

クチポール(Cutipol)とは、1920年代にポルトガルで創業された、世界的に有名なカトラリー専門ブランドです。
伝統的な職人技と、モダンで洗練されたデザインが融合したカトラリーは、ヨーロッパやアメリカをはじめ、世界70カ国以上で愛されています。
デザインから仕上げまでの全工程をポルトガルの自社工場で行い、特に多くの工程が今でも職人の手作業に頼っているのが最大の特徴です。
マシンメイドでは表現できない繊細な曲線や美しいフォルムは、この手仕事へのこだわりから生まれています。
代表的な「GOA(ゴア)」シリーズをはじめ、食卓をアートのように彩る製品は、高級レストランからデザインにこだわる個人の家庭まで、幅広く支持されています。
職人の誇りである刻印

クチポールの製品が本物であることの何よりの証が、一本一本に捺された「Cutipol」の刻印です。
この刻印は、単なるブランドロゴではありません。
デザインから製造まで、数々の工程を経て完成したカトラリーに、職人が「これは私たちの誇りです」という証を記す、最終工程なのです。
驚くべきことに、この刻印を捺す作業も、職人が一本一本手作業で行っています。
そのため、刻印の位置や深さにはごく僅かな個体差が生じることもありますが、それこそが手仕事の温かみであり、本物の証と言えるでしょう。
機械で大量生産される製品とは違い、一本一本に職人の魂が込められているのですね。
そう考えると、この刻印が一層特別なものに見えてきます。
刻印で偽物を見分けるポイント

本物のクチポールには必ず「Cutipol」の刻印がありますが、残念ながら、この刻印自体を模倣した偽物も存在します。
しかし、手作業で丁寧に入れられる本物の刻印と、偽物の刻印とでは品質に違いが見られます。
クチポールの日本正規代理店は「本物か偽物かの鑑定は行っていない」としていますが、一般的に偽物の刻印には以下のような特徴が見られることがあります。
偽物の刻印に見られる特徴
- 刻印の文字がぼやけている、または潰れている
- プレスが浅く、文字が薄い
- 文字の太さが均一でなく、手彫りのようにムラがある
- そもそも刻印が全く存在しない(これは類似品です)
本物の刻印は、プレス加工によって文字のエッジが比較的シャープで、均一な太さで明瞭に刻まれています。購入の際には、この刻印の質感を一つの判断基準にすると良いでしょう。
偽物を買って後悔しないために

「せっかく買ったのに、なんだか安っぽくて後悔した…」そんな思いをしないために、偽物や類似品に共通する物理的な特徴も知っておきましょう。
これらは刻印以外の重要な見分け方になります。
偽物・類似品に多い特徴
- 質感がマットではなく、ツルツル・ピカピカしている
本物のGOAシリーズなどは、ステンレス部分も樹脂の柄の部分も、上品な「マット(つや消し)」仕上げです。偽物や類似品は、コストを抑えるためか、光沢の強いツルツルした仕上げになっていることが非常に多いです。 - 柄と金属部分の接続が荒い
本物は接続部分が滑らかですが、偽物は接着剤がはみ出ていたり、段差が大きかったりする場合があります。最悪の場合、使用中に外れてしまう危険性も報告されています。 - 重さやバランスが悪い
本物は人間工学に基づいて設計されており、見た目は華奢でも絶妙なバランスで手に馴染みます。偽物は不自然に重かったり、逆に薄すぎて強度に不安があったりします。
これらのポイントを知っておくだけで、偽物を手にしてしまうリスクを大幅に減らすことができます。
確実な正規品を手に入れるには

刻印や質感で見分けるポイントを解説しましたが、最も確実で、何よりも安心して購入する方法は一つしかありません。それは、「正規取扱店」で購入することです。
正規取扱店とは、クチポールの日本における唯一の正規代理店である「株式会社日曜社」から、正式に商品を卸してもらっている販売店のことを指します。
正規取扱店で販売されているものは、すべてポルトガルの自社工場で作られた100%本物の正規品です。
次のセクションでは、具体的にどこが正規取扱店にあたるのかを詳しく解説していきます。
クチポール偽物見分け方 店舗や通販情報まとめ

- 全国のクチポール正規店
- 正規品をオンラインで買う方法
- アウトレット品は存在するの?
- まとめ:クチポール偽物見分け方
全国のクチポール正規店

製品を実際に手に取って、質感や重さを確かめてから購入したい方は、実店舗の正規店に足を運ぶのが一番です。
現在、クチポール専門のオンリーショップはありませんが、全国の百貨店やインテリアショップなどで取り扱われています。
正規代理店の公式サイトでも紹介されている店舗であれば、安心して購入できます。主な店舗は以下の通りです。
- URBAN RESEARCH ONLINE STORE
- ザ・コンランショップ
- JOURNAL STANDARD FURNITURE
- その他、全国の百貨店や専門店
ご来店前の注意
店舗によって取り扱っているシリーズや在庫状況は大きく異なります。
訪問する前には、必ずお目当ての商品があるか、事前に店舗へ電話などで確認することをおすすめします。
正規品をオンラインで買う方法

オンラインで購入する場合も、正規取扱店として公式に認められているショップを選ぶことが絶対条件です。公式サイトで紹介されているオンラインストアであれば、偽物の心配なく安心してショッピングを楽しめます。
以下に、代表的な正規オンラインストアをいくつかご紹介します。(2025年9月現在)
代表的な正規オンラインストア
- プロキッチン
- designshop
- くらすかたち
- ZUTTO
- ORNÉ DE FEUILLES(オルネド フォイユ)
※最新の情報は、クチポール日本正規代理店の公式サイトをご確認ください。
これらのショップは、製品知識も豊富で、ギフトラッピングなどのサービスも充実しているため、プレゼントとして購入する際にも安心です。
アウトレット品は存在するの?

my treasure plateイメージ画像
「少しでもお得に手に入れたい」と考える方にとって、アウトレット品の存在は気になるところだと思います。
しかし、残念ながら、現在日本国内にはクチポール専門の常設アウトレットストアは存在しません。
職人が一本一本手作りしているという製造背景から、規格外品が大量に出ることが考えにくいため、アウトレットという業態が馴染まないのかもしれません。
ただし、百貨店の催事や、正規オンラインストアの期間限定セールなどで、一部の商品が割引価格で販売されることはあります。
お得な機会を逃したくない方は、正規店のメールマガジン登録や、百貨店のセール情報をチェックすることをおすすめします。
まとめ:クチポール偽物見分け方
この記事のポイントをまとめます。
- クチポール偽物の見分け方で最も重要なのは「正規取扱店」で買うこと
- 本物のクチポールはポルトガルで職人が手作りしている
- 製品には必ず手作業で「Cutipol」の刻印が捺されている
- 偽物の刻印は文字がぼやけている、薄いなどの特徴がある
- 質感も重要で本物は上品なマット仕上げ、偽物は光沢が強いことが多い
- 偽物を買って後悔しないためには価格が極端に安くないかもチェック
- 日本での正規品は株式会社日曜社が正規代理店
- 実店舗の正規店は百貨店やセレクトショップなど
- 正規品を扱うオンラインストアも公式サイトで確認できる
- クチポールの常設アウトレット店舗は日本に存在しない
- 並行輸入品は偽物とは限らないがリスクはゼロではない
- 最も安全なのは公式サイトで紹介されている店舗での購入
- 購入前に刻印や質感をチェックするのが賢い買い方
- 少しでも不安があれば正規店での購入を強く推奨
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